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やっほー祭実行委員がゆく、やさとプチツアー

海の日の7月21日、八豊祭実行委員会で、八豊祭に参加してくれるひとを訪ねる、やさとプチツアーに行ってきました。
ぶどう園を営む茅葺き民家を訪ね、これまでの暮らしを考え、自力建築でお家を建てたパワフルおかあさんを訪ね、これからのエネルギーについて語り合い、子どもたちに地域の歴史や文化を伝える活動をしている地元の方に会いに行く。
やさとの魅力に出会う旅!
 

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最初の訪問場所は、やさとの佐久地区というところにある、江戸時代末期に建てられた茅葺き民家。
八郷地区は、現在でも60棟ほどの茅葺き民家が残っており、田園風景に茅葺き屋根が溶け込む風景は、日本の里山百選にも選ばれたほど。筑波流と呼ばれる、棟や軒下の装飾が施された、やさとの茅葺き民家はどこも、とても立派で、旧家の風格が漂います。

その中でも、今回訪れたのは、茅葺き屋根を守りながら、ぶどう園を営む大場克己さん。大場さんはぶどうを作って半世紀以上。奥さんと長年手伝いに来てくれている近所の方と、茅葺き屋根の家の周りでぶどうを作っています。

大場さんの育てたぶどう 国指定の登録文化財になっている大場家

大場さんのお宅は、間口8間(約14メートル)、奥行4.5間(約8メートル)の田の字に4つの座敷のある江戸末期に建てられたもの。平成17年には、国の登録有形文化財になりました。屋根は同じ地区の茅手(職人)が長年補修していたそうです。かつては、地区ごとに共有の茅場(葺き替え用の茅が生えているところ)があって、茅刈りは地区のいわゆる「ゆい」と言われる、共同作業。そして職人さんも地区地区にいたといいます。近所に住んでいるので「屋根のあそこがちょっと傷んできてるな」と丁寧なやりとりができたが、この地域に茅葺き屋根が残っている理由の一つかもしれません。

大場さんの自慢は、ぐしと呼ばれる屋根中央の小口部分の装飾。キリトビと呼ばれるこの部分には、竹を差し込んで松竹梅が描かれています。

松竹梅のキリトビの装飾 松竹梅のキリトビの装飾

そして、篠竹の小口を白く塗った「くだ」と呼ばれるものを差し込んで飾られた軒。

篠竹の小口を白く塗ったくだ 篠竹の小口を白く塗ったくだ
 

家のなかに入ると、広い土間。そして、外は夏の暑さですが、家のなかに入ると気持ちのよい風が通りぬけます。茅葺き民家は、クーラーいらず。
昔は、土間の一角で馬も飼っていたそうです。馬も家族のようなものだっただそう。夜は家族で藁ないをしたり、働く場だったんですね。
上を見上げると、屋根を支える太い梁が見えます。年越し前には、屋根の柱の煤払いが恒例なんだとか。「やー、まっくろになっちゃうよ。大変だけど、ずっとそうやって来たから、これからも、続けられる限りは続けていきたいと思っている」と話す大場さん。
東京近郊の田舎でも、この50年の変化は大きいものがありました。そんな中、大切なものは手放さずに、茅葺き屋根を守るという、手間をかけた暮らしを続けている、大場さんのぶどうは絶品ですよ。

屋根の太い梁 大場さんを囲んで

8月上旬から10月中旬まで、ぶどう狩りが楽しめます。
http://ishioka-kankou.com/page/page000095.html
 

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そんな大場さんのところから、車で10分。次に訪ねたのは、小屋地区というところで、とってもおもしろい暮らしをしている2人の女の子のおかあさん、藤田陽子さんです。
藤田さんは4年前から、やさとに通いながら牛舎を改装して、自宅を建てたパワフルなひと。1年前にお風呂とトイレ、寝室、台所ができた時点で、こちらに移住したのだそう。それだけ出来ていれば、住める!という判断(笑)そんなエピソードも、またパワフルです。

藤田さんは、今年の八豊祭のエネルギーブースで藤田さんが風力発電の装置づくりのワークショップを担当してくれています。どこか遠くからエネルギーをもってくるのではなく、近いところで自給できないかとペレットストーブに普及とやさと地区の山の資源の活用について、熱い思いをもつ藤田さんは、何よりもまず自分が実践してみなきゃということで、最近、ペレットストーブを購入。
その名も、きりんさん(かわいい!)

ペレットストーブのきりんさん

このきりんさん、見た目はかわいいですが、やることはやります。(かわいいあの子もわりとやるもんです)
これだけの木質ペレットで、1時間は燃え続けます。そして、お茶と、陽子さんの仕込んでくれていたクッキーの種を焼いて、ティータイム。

ペレットストーブでティータイム
 

ちなみに陽子さんちの前には、馬小屋 風来里(ふらり)というお店が最近オープンしました。乗馬体験ができて、カフェも併設されてます。風来里のfacebookページはこちら。
https://www.facebook.com/furari.ranch

そして空を見上げると、いくつものパラグライダーとハンググライダーが頭上に飛び交っていました。やさとは全国でも有数のスカイスポーツのメッカ。体験もできます。スクールの案内はこちらを。
http://ishioka-kankou.com/page/page000103.html
 

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昔から八郷で暮らし、ここの暮らしを大切に守ってきたひと、そんな八郷の魅力を見つけて、新しく移り住んできたひと。どちらも、自分の暮らしに手間をかけ、楽しんでいる様子は、とても魅力的です。素敵な暮らしに、心地よい刺激を受け、次に向かったのは、鳴滝という滝の近くにある瓦谷地区のまんまやさんというお蕎麦屋さん。今年の八豊祭に新たに出店してくれるお店です!
蔵を改装した店内はとても、雰囲気のある素敵なお店。お蕎麦は、茨城県のオリジナル品種、常陸秋そばを使い、地元の食材にこだわっています。
残念なことに、腹ペコの一行は、写真を撮ることを忘れ、がっついてしまいました。。
まんまやさんのホームページをご覧ください。。
http://www.corolla-si.jp/meiten/manmaya/index.html
 

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今回のプチツアーの最後に訪ねたのは、吉生地区の田仲義男さん。今回の八豊祭に、竹細工を教えにやって来てくれます。田仲さんは高校を卒業してから地元のJAに勤め、30年以上養鶏に携わってきました。地元小学校のPTA会長をしていたときには、学校裏の雑木林を子どもたちが遊べる場所にしようと、保護者に呼びかけて「吉生の森」を作りました。現在、ここには木と木をロープでつないで、渡って遊べるターザンやブランコがあります。学校裏にこんな場所があるなんて、吉生小学校の子どもたちはラッキーですね。大人のほうが夢中になっている、ターザンロープ(笑)

吉生の森で 大人も夢中ターザンロープ

また、かつて青年団という集まりが地域にあったころ、といっても40年くらいまえの話。小学校などで若者たちが盆踊り大会を企画していたそうです。地域の人が、みんな集まってこれる場を、もう一度つくりたいと、盆踊り大会を復活させたのも、「吉生の森」を作ったころ。地元のおばあちゃんたちを呼んで、子どもたちに「やさと音頭」という地元の踊りを教えてもらっています。今年でなんと20回目になるそうです。

現役のときから、精力的に活動してきた田仲さん。定年後は、地区のなかを歩き回り、残っている石仏やお宮などを写真に撮り、記録に残しています。「昔のことは、残そうという意志がなければわからなくなっちゃうかんね」と言って、私たちに地域に残る民話やいわれをまとめた写真を見せてくれました。子どもたちに地元の歴史や風習を伝える活動もしています。

田仲さんのお話し
 

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この地域の80代のお年寄りたちの暮らしの知恵や技を継承したい、やさとと東京の20代、30代が集まって始まった八豊祭も今年で3年目を迎え、こうして、地域のなかでのつながりが出来ていくおもしろさ。これからも、この地域にある大事なものをキーワードに、たくさんの人と知り合い、つながりを作っていけたら、ここはもっともっとおもしろい場所になる!と確信した、海の日やさとプチツアーでした。

今回登場した人々は、みんな八豊祭当日に登場します!おたのしみに○